Amazonで商品を売っているけれど、動画広告はどうやって出せばいいのか分からない。どんな種類があって、費用はいくらで、動画はどんな規定で作ればいいのか。Prime Videoの広告にも出せるのかも気になる。Amazonの動画広告を調べる人には、こうした迷いがよくあります。
この記事では、Amazon Adsの公式サイトと広告の規定をもとに、日本で使えるAmazonの動画広告の種類と、出せる人の条件、費用の仕組みを整理します。そのうえで、スポンサーブランド動画広告の入稿規定、審査で止まりやすいポリシー、公式がすすめる動画の作り方を解説します。最後に、Amazon向けの動画広告を何本も作る手間を、Zideaでどう減らせるかを紹介します。
日本で使えるAmazonの動画広告

| 種類 | どこに出るか | 日本で使えるか | 課金 |
|---|---|---|---|
| スポンサーブランド動画広告 | Amazonの検索結果の上部、検索結果の中、商品詳細ページ | 使える。広告コンソールで自分で出せる | クリック(CPC)か、見える表示1,000回あたり(vCPM) |
| オンライン動画 | Amazonの内外のサイトやアプリ | 使える | 表示1,000回あたり(CPM) |
| Prime Video広告 | Prime Videoの番組の前や途中(スキップできない全画面の広告) | 使える(日本は2025年から) | 表示1,000回あたり(CPM) |
| Fire TV、Twitch | Fire TVのスポンサーの行、Twitchの配信 | 使える | 表示1,000回あたり(CPM) |
| スポンサープロダクト動画広告 | 商品の広告の中の動画 | 使えない(米国だけ) | — |
Amazonで商品を売っている会社がまず使うのは、スポンサーブランド動画広告です。商品を探している人に、検索結果の中で動画を見せられます。この広告には専用の広告枠とオークションがあり、ほかのスポンサー広告と競合しません。リンク先をブランドストアにすると、広告の中で最大3つの商品を紹介できます。
Prime Video広告やオンライン動画は、Amazonで商品を売っていない会社も出せます。なお、2026年には、Amazon DSPが「Amazon Adsエージェント」に、スポンサーディスプレイ広告が「ディスプレイ広告」に名前が変わっています。
(出典:スポンサーブランド動画広告の仕様、スポンサーブランド動画広告の始め方、スポンサーブランド広告、Prime Video広告、スポンサープロダクト動画広告、Amazon DSP)
スポンサーブランド動画広告を出せる人
| 出せる人 | 条件 |
|---|---|
| 出品者(セラー) | 大口出品者で、Amazonブランド登録に登録していること。ブランド登録には商標が要る。登録済みの商標のほか、IP Acceleratorを使って出願中の商標で登録を進められる場合もある |
| お取引企業(ベンダー) | ブランド登録は不要 |
| 代理店、KDPの著者など | 対象 |
成人向け商品、中古品、再生品、許可されていないカテゴリーの商品は、広告の対象外です。
リンク先は、ブランドストアか商品詳細ページを選べます。目的によってはブランドストアしか選べない場合があり、Amazonはブランドストアをリンク先にすることをすすめています。ブランドストアの審査には、最大72時間かかることがあります。
(出典:スポンサーブランド広告、Amazon Ads よくある質問、IP Accelerator(商標登録促進))
Amazonの動画広告の費用
スポンサーブランド動画広告
| 項目 | 公式の案内 |
|---|---|
| 課金の方式 | クリックごと(CPC)か、見える表示1,000回ごと(vCPM) |
| 最低の出稿金額 | なし。入札額はいつでも変えられ、止めることもできる |
| 1日の最低予算 | 1.00米ドル(または現地の通貨で同じくらいの金額) |
| 1日の予算の考え方 | ある日の広告費が1日の予算を超えることはあるが、月末に計算した1日の平均は予算を超えない |
| 予算のおすすめ | 1日10ドル以上 |
| 単価の決まり方 | オークション。入札額やそのほかの要素で決まる |
Prime Video広告・オンライン動画
| 項目 | 公式の案内 |
|---|---|
| 課金の方式 | 表示1,000回ごと(CPM) |
| 買い方 | セルフサービスと、Amazonが運用を代わりに行うマネージドサービスがある |
| マネージドサービス | 通常は最低50,000米ドル(約790万円)が必要(国によって違う) |
Prime Video広告は、ほかの動画広告より大きな予算を前提にした広告です。商品を探している人に直接届けたいなら、まずはスポンサーブランド動画広告から始めます。
(1ドル158円で計算。出典:スポンサーブランド広告、Amazon Ads よくある質問、スポンサーブランド広告について知っておくべきこと、ディスプレイ、動画、音声広告)
スポンサーブランド動画広告の入稿規定

| 項目 | 規定 |
|---|---|
| 長さ | 6〜45秒(20秒以下を強くおすすめ) |
| サイズ | 1280×720px、1920×1080px、または3840×2160px |
| 比率 | 16:9(仕様のページの表記) |
| ファイル | MP4かMOV、500MB以下 |
| コーデック | 映像はH.264かH.265、音声はPCM、AAC、MP3 |
| フレームレート | 23.976、23.98、24、25、29.97、29.98、30fps |
| ビットレート | 映像は1Mbps以上(4Mbps以上がおすすめ)、音声は96kbps以上 |
縦型(9:16)については、日本語の仕様のページは「16:9のみ」、同じサイトのガイドは「縦型と横型の両方に対応」と書かれていて、案内が分かれています。縦型で作る場合は、広告コンソールで入稿できるかを先に確かめます。
作るときに気をつけること
- 動画は音なしで自動再生される:画面に50%表示されると自動で再生され、初期設定では音が出ません。字幕を入れます
- 右下に文字を置かない:右下にはミュートのボタンが重なります
- 上下左右に余白(黒い帯やぼかし)を入れない
- 言葉は、表示される国の言葉に合わせる:日本向けなら、日本語の字幕かナレーションにします
- 審査は72時間以内に終わります
ポリシーで止まりやすい表現
| 止まりやすいもの | 公式の決まり |
|---|---|
| 価格や割引額 | 動画の中に価格や割引額を入れない(Amazonが自動で表示する場合だけ認められる) |
| セールの予告、急がせる表現 | セールの予告や、「今買わないと後悔」のような急がせる言葉は不可 |
| 価格の最上級 | 「最安」「どこよりも安い」などは不可 |
| 比べる・すすめる主張 | 「医師推奨No.1」のような主張には、出典と24か月以内の日付の裏付けが必要 |
| Amazonの表示をまねる | 「Amazon's Choice」「ベストセラー」の表示や、Amazonのロゴ・画面をまねたものは不可 |
| AIで作った表現 | 実物と違う、写真のようにリアルな表現で、お客様を誤解させないこと |
| 体重管理の商品 | ビフォーアフターの画像は不可 |
| そのほか | SNSへのリンク、QRコード、電話番号などの連絡先、他社の名前を挙げた批判は不可(Amazonのストアに出る広告) |
(出典:スポンサーブランド動画広告の仕様、スポンサーブランド動画広告の始め方、Amazon Ads 広告ポリシー 一般要件、主張と裏付け、価格とプロモーション、Amazonの掲載面のポリシー)
スポンサーブランド動画広告を出す手順
Amazon Adsのガイドに書かれている流れは、次のとおりです。
- スポンサー広告に登録する:アカウントがなければ、先に登録します
- キャンペーンを作る:アカウントにサインインして「キャンペーンを作成する」をクリックし、「スポンサーブランド広告」を選びます
- 名前と期間、予算を決める:キャンペーンに名前を付け、開始日と終了日、予算を設定します。公式は、終了日を設定せずに続けることをすすめています(一時停止はいつでもできます)
- 広告フォーマットを選ぶ:動画で出すなら、動画のフォーマットを選びます。手元に動画がなければ、作成の流れや「クリエイティブツール」タブにある動画ジェネレーターでも作れます
- リンク先を選ぶ:「ランディングページ」で、ブランドストア、商品詳細ページ、新しいランディングページのどれに案内するかを選びます
- ターゲティングの方法を選ぶ:キーワードターゲティングか商品ターゲティングを選びます。1つのキャンペーンで選べるのはどちらか1つです
- 動画をアップロードする:前の章の入稿規定に合わせた動画を入れます
- 審査に出す:広告を送信すると、72時間以内に審査されます
公式がすすめる、Amazonの動画広告の作り方
- 15〜30秒にする:効果が続きやすい長さとして、公式がすすめています
- 最初の2秒で商品を見せ、最初の5秒で機能を伝える:検索結果の中で、すぐに何の商品か分かるようにします
- スマホで見ても、商品が小さすぎないようにする
- 字幕を入れる:音なしで自動再生されるためです
- 最後にロゴのエンドカードを入れる:ブランド名とロゴを目立たせた最後の画面で、ブランドを覚えてもらいます
- 目的で中身を変える:知ってもらう段階なら利用者の声、比べている人や買う直前の人には、実演や、ほかとの違いを見せる動画が向いています
- 「詳細はこちら」のような短い呼びかけを入れる
Amazonの中にも、動画を作るAIのツールがある
広告コンソールの「クリエイティブスタジオ」には、商品のASIN(商品番号)から、ワンクリックで商品の動画を作るAIのツールがあり、日本でも使えます。テンプレートから動画を作る機能もあります。まずはこうしたツールで1本作り、反応を見てから作り込む方法もあります。
(出典:スポンサーブランド動画広告の始め方、スポンサーブランド動画広告の仕様、Amazon Ads 生成AI広告ソリューション)
1本目の反応を見たあと、目的ごとの動画を何本もそろえるには
クリエイティブスタジオで1本作って反応を見たら、次は目的ごとに中身を変えた動画を並べて比べる段階です。ただ、最初の2秒で商品を見せる、音なしでも伝わる字幕を入れる、価格を動画に入れない、という決まりを守りながら、知ってもらうための利用者の声の版、比べている人向けの実演の版と作り分けていくと、1本ごとの手間がかさみます。
当社が提供している動画広告AIのZideaなら、この作り分けを次のように進められます。
- 目的ごとの版を並べる:商品のLPのURLを入れると、AIが訴求軸を分析し、訴求ごとの台本と絵コンテから動画まで作ります。「機能を見せる版」「利用者の声の版」のように、訴求を変えたパターンもまとめて作れます
- 最初の2秒を作り込む:台本・映像・テロップ・演出は自分で直せるので、冒頭で商品をすぐ見せる構成に整えられます
- 字幕まで入れて仕上げる:テロップ、ナレーション、効果音まで入った1本にするので、音なしで自動再生されても内容が伝わります
- 出演者を手配しない:AIアバターが話す動画も作れるので、利用者の声のような版も撮影なしで用意できます。実在しない体験を語らせない、実物と違う見せ方をしない、という規定の確認は人が行います
- 手本から作る:参考にしたい広告の動画のリンクを入れると、その構成を手本に、自社の商品と素材で広告を作れます
料金はLightプランの月額9,800円で約5本からなので、目的ごとの版をいくつか並べて試すところから始められます。
Zideaを運営する株式会社zokujinは、広告の制作と運用も受託しています。受託の案件では、リサーチ、台本、編集、たまの撮影、過去の素材探しまで含めて、平すとおおよそ1本8時間かかっていた制作が、Zideaでは約30分になりました。
試すには無料アカウントの作成が必要です。新規登録すると絵コンテを1本無料で作れます。動画は7日間の無料トライアルがあります。

こんな広告動画が、URL ひとつで
まとめ:Amazonの動画広告を始める前のチェックリスト
- 出品者なら、大口出品者でAmazonブランド登録を済ませたか
- リンク先のブランドストアを作ったか(審査は最大72時間)
- 動画は6〜45秒(できれば15〜30秒)、16:9で、規定のサイズとファイル形式にしたか
- 最初の2秒で商品、最初の5秒で機能を見せているか
- 音なしでも伝わる日本語の字幕を入れ、右下に文字を置いていないか
- 動画の中に価格や割引額、急がせる言葉、根拠のないNo.1を入れていないか
- 最後にロゴのエンドカードを入れたか



