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Kling AIの使い方|得意な動画・作り方と料金、月に何本作れるか・商用利用の条件【2026年】

Yuta Watanabe(Founder)読了 約16分
クレジットの硬貨と無料・有料の箱から、動画生成の画面を経て、チェックリストと盾のアイコン(商用利用の条件)へつながる様子を表した図
目次

Kling AIで動画を作ってみたいけれど、ほかの動画生成AIと何が違うのか、どんな動画が得意なのかが分からない。無料でどこまで使えて、広告に使ってよいのかも気になる。Kling AIを調べる人には、こうした迷いがよくあります。

この記事では、Kling AIの公式のユーザーガイドをもとに、Kling AIならではの特徴と得意な動画、実際に動画を作る流れを整理します。そのうえで、料金で月に何本作れるのか、商用利用の条件、どんな人のどんな用途に向いているのかを解説します。最後に、広告づくりが目的の場合に、Kling AIとZideaで何が違うのかをまとめます。

Kling AIならではの特徴:参照と長さで「そろった映像」を作る

Kling AIは、文章や画像、動画、音声から動画を作れる生成AIのサービスです。公式のユーザーガイドを読むと、ほかの動画生成AIと比べて、次の5つに力を入れていることが分かります(2026年10月時点)。

特徴公式ガイドの内容
1回で最大30秒Kling 4.0は、1回で3〜30秒の動画を1秒刻みで作れる。縦型の9:16、16:9、1:1、21:9に対応し、720p・1080p・4Kで書き出せる
参照できる素材が多い画像は最大10枚、動画は最大5本(合計30秒まで)、声、登録した人物や商品(エレメント)を、合わせて最大15個まで参照できる
人物や商品の見た目をそろえる人物・商品・場面を「エレメント」として登録しておくと、カットが変わっても見た目がそろいやすい
セリフと音も一緒に作る映像と音声を一緒に作り、口の動きとセリフを合わせる。Video 3.0は、日本語・英語・中国語・韓国語・スペイン語のセリフに対応
既存の動画の作りを借りる参照した動画のテンポやカット割りを借りて、人物・商品・場面を自分の素材に置き換える使い方を、SNSの動画や成果を狙う広告向けとして紹介している

(出典:Kling 4.0 User Guide、Kling VIDEO 3.0 Model User Guide、Kling Element Library User Guide)

多くの動画生成AIは、1回で数秒〜10秒ほどの1カットを作る道具です。Kling AIは、参照する素材を細かく指定して、30秒までの複数カットの映像を、人物や商品の見た目をそろえたまま作る方向に強みを伸ばしています。ほかの動画生成AIとの比べ方は、Soraの提供終了と乗り換え先の記事でまとめています。

Kling AIが得意な動画と、向いている用途

公式ガイドで紹介されている使いどころを、広告やSNSの動画に引き寄せて整理すると、次のようになります。

得意な動画どんな用途に向くかKling AIのどの機能を使うか
商品をいろいろな見せ方で撮った映像通販の商品、ファッション・美容、家電の広告。同じ商品を、静物のアップ、モデルが使う場面、映画のような雰囲気のカットで見せる商品をエレメントに登録して、背景や光を変えても形をそろえる
人物がカメラに話しかける映像商品を手に取って特徴を話す動画、セリフのある広告セリフと口の動きを合わせる機能、人物のエレメントに声を結び付ける機能
複数の人物が出るショートドラマSNSで見られるドラマ仕立ての動画複数のカットを1回で作るマルチショット、キーフレームで場面の変わり目を指定
話題になった動画の再現SNSで伸びた動画のテンポやカット割りを借りて、自社の商品や人物で作り直す参照動画を指定し、人物・商品・場面を自分の素材に置き換える
多言語の動画同じ内容を、日本語や英語など複数の言語のセリフで作る多言語のセリフと、各言語の口の動き

公式ガイドでも、使いどころとして、SNSの動画、商品の広告、ファッション・美容、家電、多言語の広告、国際的なブランドのコンテンツなどを挙げています(出典:Kling 4.0 User Guide)。

Kling AIで動画を作る流れ

Kling AIで参照を使って動画を作る流れの図。左に、人物の画像・商品の画像・場面の画像・参照する動画・声の波形の5種類の素材カードが並び、中央でそれぞれに役割のラベルの印が付いて1つにまとまり、右に複数のカットがつながった1本の動画のフィルムが出てくる
Kling AIで参照を使って動画を作る流れの図。左に、人物の画像・商品の画像・場面の画像・参照する動画・声の波形の5種類の素材カードが並び、中央でそれぞれに役割のラベルの印が付いて1つにまとまり、右に複数のカットがつながった1本の動画のフィルムが出てくる

1. 作り方を選ぶ

Kling 4.0には、2つの作り方があります。

作り方向いている場面
Omni Reference(初期設定)人物・商品・場面・動画・声などの参照素材があるとき、またはまだ構想の段階のとき。見た目、雰囲気、動き、カメラの動きを、素材と文章で指定する
Keyframes見せたい場面の画像が決まっていて、その画像どおりに再現したいとき。最大10枚のキーフレームを時間に沿って置き、「3秒で手を上げる」「6秒で別の人物が入る」のように流れを指定する

2. 素材を用意して登録する

同じ人物や商品を何本もの動画で使うなら、エレメントに登録しておきます。画像で作る場合は、メインの画像1枚と、別の角度の画像を1〜3枚使います。動画で作る場合は、1人だけが映った3〜8秒の動画を使い、5〜30秒の音声を結び付けると、声もそろえられます。エレメントの作成は無料です(出典:Kling Element Library User Guide)。

3. 指示(プロンプト)を書く

公式ガイドでは、次の書き方をすすめています。

  • 参照した素材の役割をはっきり書く:「画像1の人物の顔と服を使う」「動画1のカメラの動きを使う」のように、それぞれの素材を何に使うかを書くと、結果を予測しやすくなる
  • ふわっとした言葉ではなく、見えるものを書く:「高級感」ではなく「横からの逆光で輪郭が光り、背景はぼけている」のように書く
  • 禁止の指示は最小限にする:本当に必要な否定は「字幕を入れない」「BGMを入れない」の2つだけとしている

(出典:Kling 4.0 User Guide)

指示の例(架空の商品)

画像1の女性が、画像2の白いハンドクリームを手に取り、カメラを見ながら「乾燥する季節でも、べたつかないんです」と日本語で話す。明るい洗面所、朝の自然光。手元にゆっくり寄るカメラ。縦型9:16、10秒。字幕なし。

4. 長さ・縦横比・画質を決めて作る

長さ(3〜30秒)、縦横比、解像度を選んで作ります。広告やSNS用なら、縦型の9:16を選びます。

Kling AIの料金と、月に何本作れるか

Kling AI 公式サイトの会員プランのページ。スタンダード・プロ・プレミア・ウルトラ+のプランと、毎月のクレジットが並ぶ(月額継続プランの表示、2026年10月時点)
Kling AI 公式サイトの会員プランのページ。スタンダード・プロ・プレミア・ウルトラ+のプランと、毎月のクレジットが並ぶ(月額継続プランの表示、2026年10月時点)

Kling AIの料金は、毎月もらえるクレジットで動画を作る仕組みです。

プラン月額(2か月目以降)毎月のクレジット
非会員(無料)0ドルなし
スタンダード8.8ドル(初月は6.99ドル)660
プロ32.56ドル(初月は25.99ドル)3,000
プレミア181.99ドル(初月は135ドル)18,000
ウルトラ+544.99ドル(初月は402ドル)57,000

(出典:Kling AI 会員プラン。年払いのプランもあり、初月の割引はキャンペーンによって変わる)

月に何本作れるかの目安

Video 3.0の場合、1080p・音声ありで1秒あたり12クレジットを使います(音声なしは8クレジット)(出典:Kling VIDEO 3.0 Model User Guide)。ここから計算すると、次のようになります。

プラン1080p・音声ありで作れる秒数15秒の動画なら
スタンダード(660クレジット)約55秒約3本
プロ(3,000クレジット)約250秒約16本

これは、1回で思いどおりの動画ができた場合の数字です。実際には作り直しが出るので、作れる本数はこれより少なくなります。また、無料のままでは透かしが入り、商用利用もできません。1080p・4Kの書き出し、透かしの除去、商用利用は、有料会員の特典です。

Kling AIの商用利用の条件

公式ページのよくある質問では、商用利用について次のように説明しています。

  • 有料会員は、Kling AIで作ったコンテンツを、商業目的で適法に利用、複製・配布、編集し、二次的著作物を作ることができる
  • ただし、Kling AIと競合する製品やサービスを開発する目的での利用は禁止
  • 商用利用するときは、肖像権、氏名権、著作権、商標権、広告に関する法令、AIで作ったコンテンツの表示義務などに合っているかを、利用者自身の責任で確かめる

(出典:Kling AI 会員プラン「よくある質問」)

広告に使うときに大事なのは3つ目です。とくに、人物のエレメントに実在の人の顔や声を使う場合は、広告に使うことまで含めて本人の了承を取ります。生成AIで作った動画を広告に使う条件は、動画生成AIの商用利用の記事で詳しく解説しています。

Kling AIが向いている人、向いていない場面

ここまでの特徴から、Kling AIが向いている人は次のとおりです。

  • 映像の質と動きにこだわる作り手:カメラの動き、光、質感を、指示と参照素材で細かく作り込みたい人
  • 登場人物や商品の素材がそろっている人:人物や商品の画像・動画を用意し、エレメントに登録して、何本もの動画で見た目をそろえたい人
  • 作りたい動画の手本が決まっているSNSの担当者:伸びた動画の作りを借りて、自社の人物や商品で作り直したい人

反対に、広告づくりでは次の場面で手間がかかります。

場面なぜ手間がかかるか
何を伝えるか(訴求と台本)が決まっていないKling AIは、指示された場面を映像にする道具。商品のどの良さを、誰に、どの順で伝えるかは、先に自分で決めて指示に書く必要がある
30秒を超える広告や、カットの多い広告を作る1回は最大30秒まで。それより長い広告や、商品の説明・価格・申し込みの案内まで入れた広告は、何回かに分けて作ってつなぐ
文言を後から直したい映像の中に文字を描けるが、描かれた文字は映像の一部になる。キャッチコピーや価格を変えるたびに作り直すか、編集ソフトで文字を重ねる
訴求を変えたパターンを何本も比べる広告は何本も比べるほど当たりが見つかる。パターンごとに指示を書き直し、クレジットを使って作り直す

動画広告を作るなら、動画広告に特化したAIツールZideaもおすすめ

Zideaは、LPのURLを入れるだけで、AIが訴求軸の分析から台本・絵コンテ・動画広告の制作までを行う、動画広告に特化したサービスです。AIアバター、映像生成、編集、効果音やモーションなどの演出まで1つのツールで扱えます。

Kling AIとZideaは、出発点が違います。

Kling AIZidea
何から作るか自分で用意した参照素材と指示商品のLPのURL、または参考にしたい広告の動画のリンク
何を考えてくれるか指示された場面を、高い品質の映像にする訴求の分析、台本、絵コンテから考える
できあがるもの最大30秒の映像ナレーション・テロップ・効果音まで入った広告1本
手本の使い方参照動画のテンポやカット割りを借りて、素材を置き換える広告の動画のリンクを渡すと、その構成や映像を自社の広告に横展開する
パターン作りパターンごとに指示を書き直して作り直す冒頭や訴求を変えたパターンもまとめて作れる

映像そのものを作り込む作品づくりには、Kling AIが向いています。一方で、広告やSNSの動画を、訴求から考えて何本も作って比べることが目的なら、動画広告に特化したZideaを使うと、訴求・台本・映像・仕上げまで1つで作れて、道具を組み合わせる手間がかかりません。台本・映像・テロップ・演出は、自分で細かく直せます。

料金は、Lightプランが月額9,800円(約5本分)、Standardプランが月額29,800円(約17本分)、Proプランが月額59,800円(約35本分)です。

Zideaを運営する株式会社zokujinの自社運用での実証では、1本の制作時間が8時間から30分に、検証できる本数が1本から20本に増えました(お客様の成果ではなく、自社の運用結果です)。

試すには無料アカウントの作成が必要です。新規登録すると絵コンテを1本無料で作れます。動画は7日間の無料トライアルで、カード登録が必要です。

LP の URL を入れるだけ。
AI が広告動画を自動生成。

🎁 新規登録の特典絵コンテ1本無料・動画は7日間無料トライアル
Zideaで動画広告を作ってみる →アカウント作成は無料
Zidea のトップページ
↓ 1つの URL から、訴求違いを自動で

こんな広告動画が、URL ひとつで

電気代
給付金
学習塾
給付金
サプリ
退職

まとめ:Kling AIを使う前のチェックリスト

  • 作りたいのが「作り込んだ映像」か「訴求から考えた広告1本」かを決めたか
  • 人物や商品をエレメントに登録するための画像(1〜4枚)や動画(3〜8秒)を用意したか
  • 指示に、参照した素材の役割と、見えるものを具体的に書いたか
  • 広告に使うなら、有料会員になる必要があることを確かめたか(無料は透かしあり・商用不可)
  • 作り直しも含めて、月に何本作れるかを見積もったか
  • 実在の人の顔や声を使うなら、広告に使うことまで含めて本人の了承を取ったか
次の広告を、今日つくる。

LPのURLから、動画広告の初稿まで。

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