LINEに広告を出したいけれど、費用はいくらかかるのか、最低いくらから出せるのかが分からない。課金の仕組みや、予算をどう決めればいいのかも知りたい。LINE広告の費用を調べる人には、こうした迷いがよくあります。
ただ、2026年にLINE広告は大きく変わりました。LINE広告は「LINEヤフー広告 ディスプレイ広告」に統合され、新しいアカウントの申し込みは2026年6月30日で終わっています。この記事では、LINEヤフー for Businessの公式ページとヘルプをもとに、統合のスケジュールと、これからLINEに広告を出すときの費用の仕組み、予算の決め方、動画広告の入稿規定を整理します。最後に、動画広告を何本も用意する手間をどう減らすかを紹介します。
先に知っておきたい:LINE広告はLINEヤフー広告に統合された
2026年4月、LINE広告とYahoo!広告のディスプレイ広告が統合され、「LINEヤフー広告 ディスプレイ広告」として始まりました。LINEのトークリストやLINE NEWSと、Yahoo! JAPANのトップページやYahoo!ニュースに、1つの管理画面から広告を出せます。

| 時期 | 起きること |
|---|---|
| 2026年4月 | LINEヤフー広告 ディスプレイ広告の提供開始。移行ツールの提供開始 |
| 2026年6月30日 | LINE広告の新しいアカウントの申し込みを停止 |
| 2026年10月下旬頃 | LINE広告の配信を停止する予定(停止後もレポートは見られる) |
| 2027年3月末頃 | LINE広告の提供を終了する予定(レポートも見られなくなる) |
日程は今後変わる可能性があると案内されています。これからLINEに広告を出すなら、LINEヤフー広告で申し込みます。すでにLINE広告を使っている場合も、アカウントや配信の設定は自動では移らないので、移行ツールで移す必要があります(移したキャンペーンは配信がオフの状態になります)。
(出典:LINE広告、LINE広告からの移行ガイド)
LINEヤフー広告(LINEの広告)の費用:初期費用も最低金額もなし
| 項目 | 公式の案内 |
|---|---|
| 初期費用・月額費用 | なし |
| 最低の出稿金額 | なし。金額は広告主が自由に決められる |
| 費用がかかるタイミング | 広告が配信されてから |
| 予算の上限 | 事前に決められ、配信を始めてからも変えられる |
| 支払い方法 | クレジットカード(前払いか後払い)、銀行振込(前払い) |
| 税 | 管理画面の予算の金額は税抜き |
ただし公式は、予算が少なすぎると、広告の効果を高めるのに必要なデータがたまらないことがあるとしています。少額でも始められますが、判断できるだけの数が集まる予算にすることが大事です。
支払いの前払いと後払いは、一度選ぶとあとから変えられません。
1日の予算は、超えることがある
1日の予算は、キャンペーンごとに決めます。表示の機会が多い日は、1日の予算を超えて配信されることがあり、請求の対象は1日の予算の200%までです。そのうえで、実際の請求は1か月の請求の上限額をもとに計算されます。1日の予算は「目安」で、超えたことによる返金は保証されません。
(出典:LINEヤフー広告 ディスプレイ広告の料金、1日の予算について、支払い方式を設定する)
課金の仕組み:4つの方式と、オークション
| 課金の方式 | お金がかかるとき |
|---|---|
| クリック課金(CPC) | 広告がクリックされたとき。表示されただけではかからない |
| ビューアブルインプレッション課金(vCPM) | 広告が画面の見える範囲に1,000回表示されるごと |
| 動画再生課金 | 動画が一定の秒数見られたとき(秒数は配信面によって違う)。基準に届かなければかからない |
| 友だち追加課金 | LINE公式アカウントが友だちに追加されたとき |
どの方式になるかは、キャンペーンの目的(コンバージョン、アプリ訴求、サイト誘導、動画再生、ブランド認知、友だち追加)で決まります。
金額は決まった値段ではなく、広告が表示される瞬間のオークションで決まります。順位は、主に入札価格と広告の品質で決まり、品質は、広告がどれだけクリックなどの行動につながりそうかで判断されます。反応される広告ほど、同じ入札価格でも表示されやすくなるということです。
(出典:LINEヤフー広告 ディスプレイ広告、ディスプレイ広告の料金の考え方)
予算の決め方:「1件にかけてよい金額×ほしい件数」
公式がすすめる予算の考え方は、次の式です。
予算 = 1件の成果にかけてよい金額 × ほしい成果の数
たとえばECで、1件の購入に1,000円までかけてよく、100件ほしいなら、予算は10万円です。公式は、業種ごとの例も出しています。
| 規模 | 例 | 1か月の予算 |
|---|---|---|
| 10万円以下 | ショッピングセンター:友だち1人200円×250人 | 5万円 |
| 10万円以下 | Tシャツ:1枚1,000円×100枚 | 10万円 |
| 10万〜100万円 | 教育・資格:資料請求3,200円×50件 | 16万円 |
| 10万〜100万円 | 求人:会員登録4,000円×100件 | 40万円 |
| 10万〜100万円 | 不動産:資料請求15,000円×50件 | 75万円 |
| 100万円以上 | 健康食品のEC:5,000円×1,000件 | 500万円 |
公式は、「決まった料金表があるわけではない」「いくら使えるかではなく、何を達成したいかから考える」としています。
学習にかかる期間も見込む
旧LINE広告の料金ページでは、自動で配信を最適化する仕組みの学習に必要なデータの目安を「30日間で40件」とし、3か月以上続けて配信することをすすめていました。統合後のLINEヤフー広告で同じ数字が示されているかは確かめられませんでしたが、配信を始めてすぐは成果が安定しない、という考え方は変わりません。最初の数週間の数字だけで判断せず、ある程度の期間をまとめて見ます。
広告費と制作費は分けて考える
動画広告については、公式のコラムで「配信に使う予算と、企画・撮影・編集に使う予算は分けて考える」こと、複数の動画やターゲットを試せる配分にすることをすすめています。広告費だけを見積もって、動画を1本しか用意できない、というのはよくある失敗です。
初めての申し込みで、最大80万円分の特典
LINEヤフー広告を初めて申し込む広告主向けに、検索広告10万円分と、ディスプレイ広告(運用型)最大70万円分の、合わせて最大80万円分の広告料金がもらえるキャンペーンがあります(エントリーの期限は2027年3月31日)。ディスプレイ広告の分は、初めての費用の発生で10万円分、その後3か月間、毎月10万円以上出すと利用額の20%分(毎月最大20万円)、という条件です。
(出典:ディスプレイ広告の料金の考え方、LINE広告の料金と予算の考え方、インストリーム広告とは、新規申し込みキャンペーン)
どこに出る?LINEとYahoo! JAPANの主な配信面
LINEアプリの日本の月間の利用者は1億人(2026年3月末時点)、Yahoo! JAPANの月間のログインユーザーIDは5,400万(2025年3月末時点)です。
| サービス | 主な配信面 |
|---|---|
| LINE | トークリスト、LINE NEWS、ホームタブ、ミニアプリタブ、LINEポイントクラブ、LINEチラシ、LINEクーポン、LINEオープンチャット、アルバム、ノート、LINEスタンプショップ、提携アプリ(LINEヤフー広告ネットワーク)など |
| Yahoo! JAPAN | トップページ、Yahoo!ニュース、Yahoo!天気、スポーツナビ、Yahoo!ファイナンス、Yahoo!知恵袋、Yahoo!乗換案内など |
配信する場所や除外する場所を、URLや配信先の名前で指定することもできます。
(出典:LINEヤフー広告 ディスプレイ広告、LINEの主な配信面)
動画広告と画像広告の入稿規定

動画(レスポンシブ)
| 比率 | 最小のサイズ | 推奨のサムネイル |
|---|---|---|
| 16:9 | 640×360px | 1280×720px |
| 1:1 | 600×600px | 1200×1200px |
| 9:16 | 360×640px | 720×1280px |
| 3:2 | 600×400px | 1200×800px |
- 長さは5〜60秒
- MP4かMOV(H.264、音声はAAC LC)、最大1GB
- タイトルは20文字以内、説明文は90文字以内
- 動画と同じ比率のサムネイル画像が必要(最大10MB、300KB以内がおすすめ)
InstagramやFacebookでよく使う4:5の比率は、入稿規定に書かれていません。LINEに出すなら、9:16か1:1、16:9で作るのが確実です。
画像(レスポンシブ)
| 比率 | 入稿できるサイズ | 推奨のサイズ |
|---|---|---|
| 1:1 | 600×600px以上 | 1200×1200px |
| 1.91:1 | 1200×628px以上 | 2400×1256px |
| 3:2 | 600×400px以上 | 1200×800px |
JPEG、GIF、PNG(アニメーションは不可)で、最大10MBです。2026年7月22日からは、最小のサイズに届かない画像の広告は配信が止まっています。
(出典:レスポンシブ(動画)の入稿規定、レスポンシブ(画像)の入稿規定)
始め方:申し込みから配信まで
- ビジネスIDを登録する:会社のメールアドレスでの登録がすすめられています
- 申し込む:LINE公式アカウントとビジネスマネージャーを作るか選び、必要な情報を入れます
- 広告管理ツールにログインする:これでアカウントの作成は完了です
- 広告を作る:広告、予算、ターゲティングを設定し、支払い方式を決めます
- 配信をオンにする:広告の審査が終わると、配信が始まります
初めての人向けに、申し込みのときに登録したURLをもとに、配信の案を作って入稿まで代わりにやってくれる、無料の「初期設定サポート」もあります。
(出典:LINEヤフー広告 ディスプレイ広告、アカウント開設後にやること)
動画広告を作るなら、動画広告に特化したAIツールZideaもおすすめ

公式もすすめるように、広告の予算とは別に、何本かの動画を試せる制作の予算と手間を見込んでおく必要があります。ここを外注すると、1本ごとに費用と日数がかかります。
Zideaは、LPのURLを入れるだけで、AIが訴求軸の分析から台本・絵コンテ・動画広告の制作までを行う、動画広告に特化したAIツールです。AIアバター、映像生成、編集、効果音やモーションなどの演出まで1つのツールで扱えます。
- 冒頭や訴求を変えたパターンも、まとめて作れます
- 参考にしたい広告の動画のリンクを入れるだけで、その構成や映像を自社の広告に横展開できます
- 台本・映像・テロップ・演出は、自分で細かく直せます
料金は、Lightプランが月額9,800円(約5本分)、Standardプランが月額29,800円(約17本分)、Proプランが月額59,800円(約35本分)です。
Zideaを運営する株式会社zokujinの自社運用での実証では、1本の制作時間が8時間から30分に、検証できる本数が1本から20本に増えました(お客様の成果ではなく、自社の運用結果です)。
試すには無料アカウントの作成が必要です。新規登録すると絵コンテを1本無料で作れます。動画は7日間の無料トライアルがあります。

こんな広告動画が、URL ひとつで
まとめ:LINEに広告を出す前のチェックリスト
- これから始めるなら、LINE広告ではなくLINEヤフー広告で申し込むことを確かめたか
- すでにLINE広告を使っているなら、10月下旬頃の配信停止の前に、移行ツールで移したか
- 「1件にかけてよい金額×ほしい件数」で、1か月の予算を出したか
- 1日の予算の200%まで請求されることがあると分かったうえで、1か月の上限を決めたか
- 支払い方式(前払いか後払い)を決めたか(あとから変えられない)
- 動画は9:16・1:1・16:9のいずれかで、5〜60秒にしたか
- 広告費とは別に、何本かの動画を試せる制作の予算を見込んだか



