LINEで動画広告を出してみたいけれど、どこに表示されて、どんな動画を作ればいいのか分からない。音は出るのか、縦型と横型のどちらがいいのか、何秒くらいがいいのか。審査で止まらないためには何に気をつければいいのかも気になる。LINEの動画広告を調べる人には、こうした迷いがよくあります。
なお、LINE広告は2026年4月1日に「LINEヤフー広告 ディスプレイ広告」に統合されました。旧LINE広告は、2026年10月26日(月)に新規作成・編集と広告配信を停止する予定です(出典:LINEヤフー for Business「LINE広告の機能停止および配信終了スケジュールのご案内」)。これから出すなら、LINEヤフー広告から出します。この記事では、LINEヤフー for Businessの公式ページ、広告のヘルプ、LINEヤフー Creative Labの公式のコツをもとに、LINEの動画広告の再生のされ方、出稿の手順、使える目的と課金、入稿規定、成果を出す作り方、審査の注意点を整理します。最後に、LINE向けの動画広告を何本も作る手間を、Zideaでどう減らせるかを紹介します。
LINEの動画広告は「音なしで自動再生」が前提

| 場面 | 公式の案内 |
|---|---|
| LINEアプリの中 | 動画は基本的に音声なしで再生される。自動で再生するかは、利用者のLINEアプリの設定による |
| スマホのタイムライン | 自動再生がオンの端末で、動画が画面に50%以上映ると、自動で再生が始まる。音声なし |
| 全画面の再生 | タップして全画面で見るときは、動画に音声があれば音ありで再生される |
つまり、多くの人は音を出さずに動画を見ます。ナレーションだけで伝える動画は、内容が伝わらないことがあります。
LINEのどこに出るか
LINEの配信面には、LINE NEWS、ホームタブ、LINEポイントクラブ、LINEオープンチャット、提携アプリ(LINEヤフー広告ネットワーク)などがあります。LINEアプリで一番人が多いトークリストには、通常の動画広告は出せません。トークリストの一番上に動画を出せるのは、予約型の「Talk Head View 動画」(一部の広告主向け、代理店経由)だけです。
統合前のLINE広告の公式の案内では、横長(16:9)と正方形(1:1)の動画は多くの配信面に、縦長(9:16)の動画はLINE NEWSなどに対応していました。統合後の面ごとの対応表は、公式のページでは確かめられませんでした。複数の比率の動画を入れておくのが安全です。公式も、複数のフォーマットのクリエイティブを入れることをすすめています。
(出典:動画を利用した広告について、LINE配信面の最新画像サイズ一覧、Talk Head View / Talk Head View 動画、LINEの主な配信面)
LINEに動画広告を出す手順
| 手順 | やること | ポイント |
|---|---|---|
| 1. アカウントを作る | ビジネスIDに登録し、LINE公式アカウント、ビジネスマネージャーを作るか選ぶ。広告サービスの情報を入れて申し込む | ウェブサイトのURLと住所が必要。法人は法人番号も必要。初期費用と最低出稿金額はない |
| 2. 支払い方法を決める | 前払い(銀行振込、クレジットカード)か、クレジットカードの後払いを選ぶ | 銀行振込は、入金まで3営業日程度かかる |
| 3. キャンペーンを作る | 目的(動画再生、コンバージョンなど)を選び、1日の予算と入札戦略を決める | 予算と入札戦略はキャンペーンごとに決める |
| 4. 広告グループを作る | 年齢、性別、地域、オーディエンスなどの配信先を決める | LINEだけに出したいなら、プレイスメントで指定する。指定しないと、Yahoo! JAPANやパートナーのサイトにも出る |
| 5. 広告を作る | 動画をアップロードし、タイトルや説明文、サムネイルを入れる | 61秒以上の動画は入稿できない |
| 6. 審査を待つ | 入稿した広告が審査される | 配信が始まるまで、1〜3営業日前後かかることがある |
LINEだけに出す場合の注意として、「LINE広告ネットワーク」(提携アプリ)をまとめて指定する機能はなく、アプリごとに指定します。
(出典:LINEヤフー広告の申し込みの流れ、「LINEヤフー広告」プラットフォーム統合リリースについて、プラットフォーム統合の詳細(PDF))
動画を使える目的と、課金の仕組み
動画は、「動画再生」の目的だけでなく、ほかの目的でも使えます。
| キャンペーンの目的 | 課金の方式 |
|---|---|
| 動画再生 | 動画再生課金、vCPM(β) |
| サイト誘導 | クリック課金 |
| コンバージョン | クリック課金、vCPM(β) |
| アプリ訴求 | クリック課金、vCPM(β) |
| 友だち追加 | 友だち追加課金 |
| ブランド認知 | vCPM |
| 来店促進 | クリック課金、vCPM(β) |
動画再生課金は「10秒以上の再生」でお金がかかる
動画再生課金では、入札額を1,000再生あたりで決めます(例:1,000再生で5,500円なら、1再生で最大5.5円)。お金がかかるのは、再生が始まってから10秒以上たったときだけで、10秒未満の動画は最後まで再生されたときにかかります。クリックされてもお金はかかりません。同じ人の同じセッションでの2回目以降の再生にも、お金はかかりません。
成果(購入や申し込み)を目的にする場合は、動画再生ではなく、「コンバージョン」の目的で動画の広告を使います。
費用の全体の仕組みや予算の決め方は、LINE広告の費用で解説しています。
(出典:キャンペーン目的とは)
動画の入稿規定

| 項目 | レスポンシブ(動画) |
|---|---|
| 比率 | 16:9、1:1、9:16、3:2 |
| 長さ | 5〜60秒 |
| ファイル | MP4かMOV(H.264、音声はAAC LC)、最大1GB |
| 文字 | タイトル20文字以内、説明文90文字以内 |
| サムネイル | 動画と同じ比率の画像が必要 |
バナー(動画)は、16:9と1:1だけです。インストリーム広告(TVer、ABEMAへの配信)は16:9で、長さは配信先ごとの決まりに合わせます。
(出典:レスポンシブ(動画)の入稿規定、バナー(動画)の入稿規定、インストリーム)
成果を出す動画の作り方(公式のコツ)
LINEヤフーの公式のコラムとLINEヤフー Creative Labは、動画広告について次のようにすすめています。
| コツ | 中身 |
|---|---|
| 冒頭の3秒が勝負 | 再生から3秒見られる割合(3秒到達率)が高い動画ほど、配信の効果も高い傾向がある。冒頭の3秒だけを作り分けて比べると、制作費を抑えながら質を上げられる |
| 0秒の画面も大事 | 動画の0秒の画面が、自動でサムネイルになる。最初の画面で、訴求内容や商品を大きく見せる |
| 字幕は必ず入れる | 音を聞ける環境にいるとは限らないため |
| 豪華さより自分ごと | プロが撮ったような豪華な動画でなくてもよい。静止画の一部を動かす簡単な動画や、UGC風の動画でも効果が期待できる |
| 縦長は要素の置き場所に注意 | タイトル、アイコン、ボタンが重なるため、セーフゾーンを確かめて大事な要素を置く |
業種ごとの傾向(Yahoo!広告のディスプレイのデータ)
Creative Labは、業種ごとの動画のデータも公開しています。LINEの配信面ではなく、Yahoo!広告のディスプレイ広告(運用型)のデータですが、参考になります。
| 業種 | 公式の傾向 |
|---|---|
| 健康食品 | 15〜30秒の動画が最も効果が高い傾向。冒頭3秒に「悩みを思い出させる言葉」。静止画に簡単なアニメーションを組み合わせた表現が効果的 |
| コスメ | 10〜15秒がクリック率を上げやすい。動画の最初に人の姿が出ると「自分にも関係がありそう」と感じやすい。1カット5〜8秒、1秒あたり9〜20文字が読みやすい |
(出典:LINE配信面の最新画像サイズ一覧(推奨フォーマット)、LINE VOOM面 動画広告の制作ポイント、Creative Lab 健康食品編、Creative Lab コスメ編)
審査で止まりやすいところ
| 決まり | 中身 |
|---|---|
| 広告主の名前の表示 | 動画の途中か最後の静止した画面に、会社名・ブランド名・商品名のロゴか「提供:〇〇」を、読める大きさで入れる。商品の写真で代わりにはできない |
| 必ず書く項目 | 広告の表現のルールで必ず書くと決められている項目は、動画とサムネイルの両方に入れる(レスポンシブ動画) |
| 音声 | 内容と関係のない不快な音声は不可。字幕なしで、日本語と英語以外の言葉が最初から最後まで使われているものは不可(BGMは問わない) |
| 動き | 速く振動する、点滅する、単純な動きをくり返すものは不可 |
| 体の表現 | 体の気になる部分を強調する実写の表現(肉をつまむ、赤い枠で囲むなど)は不可。イラストや漫画風なら掲載できる |
| まぎらわしい表現 | 実際には動かない再生ボタン、通知のバッジをまねた表現、LINEヤフーのサービスのデザインをまねた表現は不可 |
健康食品や化粧品の広告は、使える表現がさらに決まっています。健康食品・サプリの広告で使えない表現も確かめてください。
(出典:主体者表記、レスポンシブ(動画)の個別基準、音声、不快な表現、誤解を与える表現)
冒頭3秒を作り分けた動画を、何本も用意するには
ここまで見てきたように、LINEの動画広告は、音なしでも伝わる字幕、最初の3秒と0秒の画面の作り込み、広告主の名前の表示など、1本ごとに気をつけることが多くあります。そのうえで公式がすすめるとおり冒頭の3秒だけを作り分けて比べるなら、同じ気づかいをした動画が何本も必要になります。
当社が提供している動画広告AIのZideaを使うと、LINE向けの動画づくりのうち、次のところが軽くなります。
- 冒頭の3秒の作り分け:商品のLPのURLを入れると、AIが訴求軸を分析し、台本と絵コンテから動画まで作ります。冒頭や訴求を変えたパターンもまとめて作れるので、「冒頭3秒の作り分け」をそのまま試せます
- 音なしでも伝わる字幕:テロップまで入れて仕上げるので、音を出さずに見られても内容が伝わります
- UGC風や漫画・アニメの動画:公式のコツにある「豪華さより自分ごと」に合う、AIアバターが話すUGC風の動画や、漫画・アニメの見た目の動画も作れます。体の悩みを伝えたいときに、審査で認められている漫画風の表現を選べるのも助かる点です
- 細かな直し:台本・映像・テロップ・演出は、自分で細かく直せます。広告主の名前の表示も、テロップで入れられます
参考にしたい広告の動画のリンクを入れれば、その構成を手本に、自社の商品と素材で広告を作れます。
Zideaを運営する株式会社zokujinは、広告の制作と運用の受託もしています。受託の案件の平均では、リサーチから台本、編集、素材探しまでで1本おおよそ8時間かかっていた制作が、Zideaでは約30分で済むようになりました。
試すには無料アカウントの作成が必要です。新規登録すると絵コンテを1本無料で作れます。動画は7日間の無料トライアルがあります。

こんな広告動画が、URL ひとつで
まとめ:LINEの動画広告を出す前のチェックリスト
- 音なしで再生されても伝わるように、字幕を入れたか
- 最初の3秒と0秒の画面で、訴求や商品を大きく見せているか
- 冒頭の3秒を変えたパターンを、いくつか用意したか
- 16:9、1:1、9:16など、複数の比率の動画を入れたか
- 長さは5〜60秒に収めたか
- LINEだけに出すなら、プレイスメントで配信先を指定したか
- 動画の途中か最後に、広告主の名前のロゴか「提供:〇〇」を入れたか
- 不快な音、点滅、まぎらわしい再生ボタンなどを使っていないか
- 成果が目的なら、「動画再生」ではなく「コンバージョン」の目的で出しているか



