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Vidu(ビドゥ)はどこの国?無料の範囲・月額料金・使い方と、広告に使う前の規約の注意点【2026年】

Yuta Watanabe(Founder)読了 約18分
星形のマスコットキャラクターの参照カードと音の波形から矢印が伸び、同じキャラクターが走る・話す・手を振るアニメのコマが並ぶ、Viduで同じキャラクターの動画を何カットも作る様子の図
目次

Vidu(ビドゥ)でアニメや動画を作ってみたいけれど、無料でどこまで使えるのか、月額料金はいくらなのかが分からない。どこの国のサービスなのか、安全なのか、作った動画を広告に使ってよいのかも気になる。Viduを調べる人には、こうした迷いがよくあります。

この記事では、Viduの公式サイト、料金ページ、利用規約と、開発元の発表をもとに、最新のVidu Q4の特徴と得意な動画、作る流れを整理します。そのうえで、無料で使える範囲と料金を、60秒の広告1本あたりの金額に直し、広告に使う前に必ず確かめたい規約の注意点を解説します。最後に、広告づくりが目的の場合に、ViduとZideaで何が違うのかを紹介します。

Viduとは:アニメの表現と、キャラクターの一貫性に強い動画生成AI

Viduは、文章や画像から動画を作るAIの動画生成サービスです。公式サイトでは、SNSの投稿から映像制作、広告まで使われていて、アニメ制作のチームや映像スタジオでも、2Dアニメの制作に使われているとしています(出典:Vidu 公式サイト)。

どこの国のサービスか

  • 開発元は、中国の生成AIの会社「ShengShu(生数科技)」です。ロイターは、ShengShuを清華大学の出身者が2023年初めに設立した中国のスタートアップと報じています(出典:ロイター)
  • Viduの利用規約では、契約の相手を「Vidu Team」とし、規約には香港の法律が適用されます(出典:Vidu 利用規約)

最新のVidu Q4の特徴

2026年10月7日に、最新モデル「Vidu Q4」が先行公開版(Preview)として発表されました(出典:Shengshu Technology の発表)。公式ページでは、次の特徴を挙げています。

特徴公式の内容
参照素材が多い参照画像は最大15枚、参照音声は最大3つ。人物、シーン、画風、声をそろえる
声と口の動き参照音声でキャラクターの声を再現し、自然な感情とリップシンクで話させる
1回で作れる長さ参照から動画は1〜16秒、画像から動画は3〜16秒。カメラワークのある、複数のカットの物語を1回で作る
画質最高4K。2Kも選べ、元の画像の縦横比を保つ
激しい動き格闘、走る、対決などの動きをなめらかにし、変形やカクつきを減らす。爆発、煙、粒子などの効果も自然に表現する

(出典:Vidu「Vidu Q4」)

公式のページでは、Vidu Q4が適した用途として、AIドラマ、広告、SNSのコンテンツ、映像制作を挙げています。

Viduが得意な動画と、向いている用途

公式サイトの説明と機能から、Viduは次のような動画を得意としています。

得意なこと広告やSNSでの使い方
アニメの表情や細かい動きアニメやマンガの見た目のショート動画や、キャラクターが登場する広告を作る
何カット作っても、同じキャラクターに見える「マイリファレンス」に保存したキャラクターや小道具、背景を使い回し、シリーズの動画を作る
セリフを自然に話させるキャラクターが話す会話の場面や、ドラマ仕立ての動画を作る
商品の画像を動かす商品の画像を動かしたり、広告の背景を差し替えたりする

公式のよくある質問では、キス、ハグ、バトルなどの場面のショート動画づくりにもよく使われているとしています。

Viduで動画を作る流れ

Viduの公式サイトでは、作り方を2つに分けています。

作り方何をするか
画像から動画1枚の画像をアップロードし、動きとカメラの動きを指示して、3〜16秒の動画にする。始まりと終わりの画を決めることもできる
参照から動画キャラクター、物、シーンの画像を1枚以上(最大15枚)と、必要なら音声を入れ、作りたい内容を書く。同じ人物や声のまま、別の場面を作れる

(出典:Vidu 公式サイト、Vidu「Vidu Q4」)

指示の書き方のコツ

公式サイトの作例のプロンプトでは、「0〜3秒:目とヘルメットのクローズアップ」「3〜7秒:ローアングルの追いかけるショットへ切り替え」のように、秒数ごとにカットとカメラの動きを書き分け、「字幕を追加しない」「BGMなし」のように入れたくないものも書いています。広告の動画でも、秒数ごとに見せたいものを決めて書くと、意図に近い動画になります。

Viduは無料で使える?料金とクレジット

Vidu 公式サイトの料金プランの比較表。フリー、スタンダード、プレミアム、アルティメットのプランが並び、フリーは商用利用とウォーターマークなしのダウンロード、クレジット購入にバツが付いている(年払いの表示、2026年10月時点)
Vidu 公式サイトの料金プランの比較表。フリー、スタンダード、プレミアム、アルティメットのプランが並び、フリーは商用利用とウォーターマークなしのダウンロード、クレジット購入にバツが付いている(年払いの表示、2026年10月時点)

無料で使える範囲

公式のよくある質問では、すべての利用者に、動画を無料で作れるクレジットを一定量付与するとしています。一方で、料金の比較表では、無料のプランは次のとおりです。

  • 商用利用はできない:「商用利用可能」は、スタンダード以上のプランだけに付いています
  • 透かしが入る:「ウォーターマークなしでダウンロード」も、スタンダード以上だけです
  • クレジットを追加で買えない
  • Vidu Q4のクレジットが2倍かかる:540pで1秒4クレジット(スタンダードは1秒2クレジット)

利用規約でも、利用者に認める利用の範囲を個人的・非商用とし、有料の利用者には商用利用まで広げるとしています(出典:Vidu 利用規約)。広告に使うなら、有料のプランが前提です。

有料プランの料金

料金ページの表示は次のとおりです(2026年10月時点)。料金はドル建てで、1ドル=158円(2026年10月19日時点の目安)で円に直しています。

プラン月払い年払い(月あたり)毎月のクレジット主な違い
スタンダード10ドル(約1,600円)8.25ドル(約1,300円)800商用利用、透かしなし、高画質の生成、同時に4本
プレミアム43ドル(約6,800円)35.42ドル(約5,600円)3,500オフピークの枠(1日20本)
アルティメット115ドル(約1万8,200円)95.83ドル(約1万5,100円)10,000オフピークの枠(1日200本)

(出典:Vidu 料金プラン。さらに上の月230ドル・20,000クレジットのプランもある)

料金ページでは、プレミアムに1日20本、アルティメットに1日200本の「オフピーク利用枠」があるとしています。

Viduの一番の弱み:AIの学習を含む、広い利用権を与える規約

Viduを広告に使うときに、料金より先に必ず確かめたいのが、利用規約で、入れた素材や作ったコンテンツに、Viduへ広い利用権を与えることです。

利用規約の内容

動画生成AIのサービスに入れた素材や作った動画の利用権の図。左の、商品の箱・キャラクター・動画が入ったフォルダから、右へ2本の矢印が分かれ、上はAIの学習を表す回路の脳のアイコン、下は宣伝と商業を表すメガホンとお店のアイコンに届く。矢印の上には、期限がないことを表す無限大の記号と、取り消せないことを表す錠のアイコンが浮かぶ
動画生成AIのサービスに入れた素材や作った動画の利用権の図。左の、商品の箱・キャラクター・動画が入ったフォルダから、右へ2本の矢印が分かれ、上はAIの学習を表す回路の脳のアイコン、下は宣伝と商業を表すメガホンとお店のアイコンに届く。矢印の上には、期限がないことを表す無限大の記号と、取り消せないことを表す錠のアイコンが浮かぶ

Viduの利用規約(2026年7月3日更新)では、Viduは利用者のコンテンツの所有権を主張しないとしたうえで、利用者は、Viduとその関連会社に対して、全世界で、無償の、再許諾と譲渡ができる、永続的で取り消しのできない利用権を与えるとしています。この利用権には、次のことがはっきり含まれています。

  • AIの学習を含む、Viduの今と将来の製品の改善と開発に、利用者のコンテンツを使う権利
  • 運営、宣伝、商業の目的で、利用者のコンテンツを公開、編集、翻訳、配布する権利

また、この利用権は、アカウントを削除したり契約を終えたりしたあとも続くとしています(出典:Vidu 利用規約)。

公式サイトのよくある質問と、規約の書き方が違う

一方で、公式サイトのよくある質問では、「アップロードされたコンテンツはすべて機密として扱われ、AIの学習に使われることはありません」と書かれています(出典:Vidu 公式サイト)。規約とよくある質問で書き方が分かれていて、規約では、翻訳と英語版に違いがある場合は英語版が優先するとしています。

発売前の商品の写真や、社外に出したくない素材、顧客の顔が写った素材を入れる前に、規約の条件で問題がないかを社内で確かめ、必要なら運営元に問い合わせます。

ほかにも押さえておきたい点

  • 1回で作れるのは16秒まで:60秒の広告にするには、4本ほど作ってつなぐ必要があります
  • 返金されない:利用規約では、サブスクリプションの料金は返金されず、解約しても使わなかった分の返金やクレジットはないとしています
  • Vidu Q4はまだ先行公開版:2026年10月時点では、Q4は先行公開版(Preview)として発表されています

60秒の広告1本に直すと

Vidu Q4で60秒の広告1本を作った場合の金額は、次のようになります(1ドル=158円、2026年10月19日時点の目安)。

作り方60秒の広告1本(1回で決まった場合)3回作って1回使う場合毎月のクレジットで作れる本数
スタンダード(月払い)・Q4 540p(1秒2クレジット)120クレジット(約240円)360クレジット(約710円)6本(3回作るなら2本)
参考:発表の料金・Q4 540p(1秒0.045ドル)約430円約1,300円―
参考:発表の料金・Q4 4K(1秒0.39ドル)約3,700円約1万1,100円―

(出典:Vidu 料金プラン、Shengshu Technology の発表)

540pなら1本あたり数百円と安い一方で、540pは広告の配信にはかなり低い画質です。発表の料金では、540pと4Kで、1秒あたりの料金が8倍以上違います。

広告に使う前に確かめたいこと:権利・人物・作品の重なり

1. 入れる素材の権利

利用規約では、利用者のコンテンツが第三者の権利を侵害しないこと、Viduに利用権を与えるために必要な権利と許可を持っていることを、利用者が保証するとしています。社員や演者の写真、他社のキャラクターや商品に似せた素材は、入れる前に権利を確かめます。

2. 似た動画ができることがある

利用規約では、生成AIの性質上、作ったコンテンツは唯一のものとは限らず、ほかの利用者が似た、または同じコンテンツを作ることがあるとしています(出典:Vidu 利用規約)。広告のキービジュアルのように、他社と重なると困る映像は、そのことを踏まえて使います。

3. 広告の内容の規制

利用規約では、インターネット広告の法律や規制に反する商業広告を作ることを禁止しています。景品表示法や薬機法など、商材に関わる表示の規制も確かめます。

生成AIで作った動画を広告に使う条件は、動画生成AIの商用利用の記事で詳しく解説しています。アニメやマンガの見た目の広告の作り方は、マンガ・アニメの動画広告の記事で解説しています。

Viduが向いている人、向いていない場面

ここまでの特徴から、Viduが向いている人は次のとおりです。

  • アニメやキャラクターものの動画を作りたい人:表情や細かい動き、キャラクターの一貫性を重視したい人
  • 会話のあるドラマ仕立ての動画を作りたい人:参照音声で声をそろえ、キャラクターに自然に話させたい人
  • 安く、たくさん試したい人:540pやオフピークモードで、多くの案を試したい人

反対に、広告づくりでは次の場面で手間がかかります。

場面なぜ手間がかかるか
発売前の商品や、社外に出したくない素材を使う規約で、AIの学習や宣伝・商業の目的を含む、永続的で取り消せない利用権を与える
無料のプランで広告を作る無料のプランでは商用利用ができず、透かしも入る
15〜60秒の広告にする1回16秒まで。何本か作ってつなぐ
何を伝えるか(訴求と台本)が決まっていないViduは、指示された場面を映像にする道具。商品のどの良さを、誰に、どの順で伝えるかは、先に自分で決める
訴求を変えたパターンを何本も比べるパターンごとに指示を書き直し、クレジットを使って作り直す

動画広告を作るなら、動画広告に特化したAIツールZideaもおすすめ

Zideaは、LPのURLを入れるだけで、AIが訴求軸の分析から台本・絵コンテ・動画広告の制作までを行う、動画広告に特化したAIツールです。AIアバター、映像生成、編集、効果音やモーションなどの演出まで1つのツールで扱えます。演者が出る動画のほか、漫画やアニメの見た目の動画も作れます。

ViduとZideaは、出発点と目的が違います。

ViduZidea
何のためのサービスかアニメやキャラクターに強い、汎用の動画生成動画広告を作るためのサービス
何から作るか自分で用意した画像・音声の参照素材と指示商品のLPのURL、または参考にしたい広告の動画のリンク
何を考えてくれるか指示された場面を、映像と音声にする訴求の分析、台本、絵コンテから考える
できあがるもの1回最大16秒の動画ナレーション・テロップ・効果音まで入った広告1本
費用の目安スタンダード月払い10ドル(約1,600円)。540pなら60秒1本あたり約240円、4Kでは約3,700円(発表の料金)。作り直すたびにかかるStandardプラン月額29,800円で約17本。広告1本あたり約1,750円
日本向けの作り世界の利用者向けのサービス(日本語の画面もある)日本の、ストーリーで訴求する動画広告づくりが前提
パターン作りパターンごとに指示を書き直して作り直す冒頭や訴求を変えたパターンもまとめて作れる

アニメやキャラクターの映像を作り込む作品づくりには、Viduが向いています。一方で、広告やSNSの動画を、訴求から考えて何本も作って比べることが目的なら、動画広告に特化したZideaを使うと、道具を組み合わせる手間がかかりません。台本・映像・テロップ・演出は、自分で細かく直せます。

料金は、Lightプランが月額9,800円(約5本分)、Standardプランが月額29,800円(約17本分)、Proプランが月額59,800円(約35本分)です。

Zideaを運営する株式会社zokujinの自社運用での実証では、1本の制作時間が8時間から30分に、検証できる本数が1本から20本に増えました(お客様の成果ではなく、自社の運用結果です)。

試すには無料アカウントの作成が必要です。新規登録すると絵コンテを1本無料で作れます。動画は7日間の無料トライアルがあります。

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まとめ:Viduを使う前のチェックリスト

  • 開発元(中国のShengShu)と、規約の準拠法(香港)を確かめたか
  • 入れる素材や作った動画に、AIの学習や宣伝を含む利用権を与えてもよいかを社内で確かめたか
  • 広告に使うなら、商用利用ができて透かしのない有料のプランで作るか
  • 何pの画質で作るかを決め、60秒の広告1本あたりのクレジットと金額を見積もったか
  • 60秒の広告なら、16秒のクリップが何本いるかを計算したか
  • 社員や演者、他社のキャラクターに似せた素材を入れていないかを確かめたか
  • 商材に関わる広告の表示の規制を確かめたか
次の広告を、今日つくる。

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