YouTube広告を出したいけれど、動画はどのサイズで、何秒で作ればいいのか分からない。スキップできる広告、6秒のバンパー広告、ショート広告で長さの決まりは違うのか。縦型と横型はどちらを作るべきか。YouTube広告のサイズを調べる人には、こうした迷いがよくあります。
この記事では、Google 広告ヘルプとYouTubeヘルプをもとに、YouTube広告のフォーマットごとの長さと課金、動画の推奨サイズと比率、ファイルの規定、文字数、コンパニオンバナーとサムネイルの規定を整理します。そのうえで、Googleが公式に示している動画広告の作り方「ABCD」を紹介します。最後に、比率や長さの違う動画を何本も作る手間を、Zideaでどう減らせるかを紹介します。
結論:動画は3つの比率で用意する

| 向き | 比率 | 推奨の解像度 | 主に使う場所 |
|---|---|---|---|
| 横向き | 16:9 | 1920×1080px | インストリーム広告、テレビの画面 |
| 縦向き | 9:16 | 1080×1920px | YouTubeショート |
| 正方形 | 1:1 | 1080×1080px | P-MAX、デマンド ジェネレーション、アプリ キャンペーン |
Googleは、YouTubeアプリでは16:9から9:16の間の比率に合わせて自動で表示を調整するとしています。ただし、30秒のスキップ不可の広告は横向きの動画でないと配信できない、縦向きの動画だけのキャンペーンは配信されない可能性がある、といった決まりもあるため、まず横向きを作り、縦向きと正方形を足すのが基本です。
Googleの社内データ(2024年)では、デマンド ジェネレーションに縦向きの動画を足すと、ショートでのコンバージョンが35%以上増えたとしています。
(出典:動画広告の仕様について、スクエア動画や縦長の動画、スキップ不可のインストリーム広告)
フォーマットごとの長さと課金
| フォーマット | 出る場所 | 長さ | 主な課金 |
|---|---|---|---|
| スキップ可能なインストリーム広告 | 動画の前・途中・後 | 上限なし(3分未満がおすすめ)。5秒たつとスキップできる | 30秒(30秒未満なら最後まで)見られたか、操作されたら課金(CPV)など |
| スキップ不可のインストリーム広告 | 動画の前・途中・後 | 標準は7〜15秒。テレビの画面だけ16〜30秒(横向きのみ)。全体で30秒以下 | 表示1,000回あたり(tCPM) |
| バンパー広告 | 動画の前・途中・後 | 6秒以下(5秒以上) | 表示1,000回あたり(tCPM) |
| インフィード動画広告 | ホームフィード、検索結果、次のおすすめ | 上限なし | サムネイルがクリックされたか、自動再生で10秒以上見られたら課金 |
| YouTubeショート広告 | ショートの動画の合間 | 5秒以上。60秒未満がおすすめ | 表示、視聴(10秒見る、ボタンのクリック、高評価など)、エンゲージメント |
| マストヘッド | YouTubeのトップページ | 上限なし(10秒以上がおすすめ) | 予約のみ。表示1,000回あたりか、1時間あたり |
スキップ可能なインストリーム広告の長さは、目的別に、認知なら15〜20秒、比較検討なら2〜3分、行動を促すなら15〜20秒がすすめられています。
スキップ不可の広告の長さは、ヘルプのページによって「15〜60秒」「最大15〜20秒」などの書き方もあります。この記事では、スキップ不可の広告の個別のページの記述(標準7〜15秒、テレビは16〜30秒)を採っています。
キャンペーンの種類
2026年10月時点では、目標「YouTubeのリーチ、視聴回数、エンゲージメント」の中に、動画リーチ(効率的なリーチ、スキップ不可のリーチなど)、動画再生回数、オーディオ リーチ、広告シーケンスがあります。以前の「動画アクション キャンペーン」は、2026年5月までにすべてデマンド ジェネレーションに移行しました。
(出典:動画広告フォーマットの概要、スキップ可能なインストリーム広告、スキップ不可のインストリーム広告、インフィード動画広告、動画キャンペーンの作成、動画アクション キャンペーン)
動画ファイルの規定

| 項目 | 規定 |
|---|---|
| 置き場所 | YouTubeにアップロードし、公開か限定公開にする。限定公開の動画を広告に使うと、チャンネルのロゴや名前は表示されない |
| 解像度 | 1080pがおすすめ。720pも使える。SDはすすめない |
| ほかに使える比率 | 4:3(SD)、2:3、4:5 |
| 形式 | MPG(MPEG-2かMPEG-4)がおすすめ。MP4、MOV、WebMなども使える |
| ファイルサイズ | 最大256GB |
| アップロードの上限 | 256GBか12時間の小さいほう。15分を超える動画は、アカウントの確認が必要 |
| おすすめのエンコード | MP4、映像はH.264、音声はAAC-LC。1080pの映像ビットレートは8Mbps(高フレームレートは12Mbps) |
| 余白 | 動画の中に、黒い帯などの余白を入れない |
審査は、ほとんどの場合1営業日以内に終わります。
(出典:動画広告の仕様について、YouTube おすすめのエンコード設定、YouTube 15分を超える動画のアップロード、YouTube 動画の解像度とアスペクト比、広告の審査プロセス)
文字数とバナー、サムネイルの規定
| 項目 | 規定 |
|---|---|
| インストリーム広告の広告見出し | 15文字以下(動画リーチの手順のページでは、半角15文字・全角7文字まで) |
| 行動を促すフレーズ(CTA) | 10文字以下(同じく、半角10文字・全角5文字まで) |
| 長い広告見出し・説明文(動画リーチの効率的なリーチ) | 半角90文字(全角45文字)まで |
| インフィード動画広告の見出し | 1行あたり半角40文字(全角20文字)、最大2行 |
| インフィード動画広告の説明文 | 1行あたり半角35文字(全角17文字)、最大2行 |
| コンパニオンバナー | 300×60px、JPEG・GIF・PNG、150KBまで。パソコンだけに表示 |
| サムネイル | 1280×720px(最小1280×640px)、16:9、2MB未満 |
日本語は全角で数えると、見出しは7文字ほどしか入りません。一番伝えたいことは、見出しではなく動画の中で伝えるつもりで作ります。
デマンド ジェネレーションの文字数(見出し40文字、長い見出し90文字など)は、デマンドジェネレーションの設定方法と入稿規定で解説しています。
(出典:動画広告の仕様について、スキップ可能なインストリーム広告、動画リーチ キャンペーン、インフィード動画広告)
Google公式の動画広告の作り方「ABCD」
Googleは、成果の出る動画広告の考え方として「ABCD」を示しています。Google とKantarの調査(2021年4月)では、ABCDに沿った広告は、短期の販売の可能性が最大30%、長期のブランドへの貢献が最大17%高かったとしています。
| 原則 | 中身 |
|---|---|
| A:Attention(注目を集める) | すぐにストーリーに入る。音声と字幕で伝える。映像は鮮明に |
| B:Branding(ブランディング) | 最初から最後までブランドを見せる。音声でもブランド名を伝える |
| C:Connection(つながり) | 人を登場させる。伝えることを絞る |
| D:Direction(行動を促す) | 行動を促すフレーズを入れ、ナレーションでも伝える |
ショート広告では、順番が「C → A → B → D」になります。出演者のリアルな姿でつながりを作ることが、最初に来ます。
また、Googleは、デマンド ジェネレーションのスキップ可能なインストリーム広告で(米国、2026年7月)、人の声を入れるとコンバージョンが平均12%、最初の5秒でブランドを見せると平均4%増えたとしています。
(出典:効果的な動画広告の ABCD、YouTube でのクリエイティブ ガイダンス)
ABCDに沿った動画を、冒頭違いで何本も作るには
サイズと長さの規定を満たすだけなら、1本を作って書き出し直せば済みます。手間がかかるのは、その中身をABCDに沿わせることです。最初の数秒でストーリーに入り、人の声で伝え、ブランドと行動を促すフレーズを入れる。しかも、どの冒頭が効くかは配信してみないと分からないので、冒頭を変えた版を何本か用意することになります。
当社が提供している動画広告AIのZideaを使うと、ABCDの各原則に沿った動画を、次のように作れます。
- A:注目を集める:商品のLPのURLを入れると、AIが訴求軸を分析し、すぐに本題に入る冒頭の一言を含む台本と絵コンテから動画まで作ります。字幕にあたるテロップも入ります
- B・D:ブランドと行動を促すフレーズ:台本・映像・テロップ・演出は自分で直せるので、ブランド名を最初の5秒に入れたり、締めのナレーションで行動を促したりできます
- C:人を登場させる:AIアバターが話す動画も作れるので、出演者を手配しなくても、人の声で伝える動画にできます
- 冒頭違いを比べる:冒頭や訴求を変えたパターンもまとめて作れます。YouTubeで見つけた参考にしたい広告の動画のリンクを入れれば、その構成を手本に、自社の商品と素材で広告を作れます
Zideaを運営する株式会社zokujinは、広告の受託の現場でもZideaを使っています。当社の受託案件では、Meta広告で月約560万円を配信した約3か月の運用で、Zideaで作った動画を週ごとに見直し、CVRが1.8%から2.6%(+44%)に上がりました。
試すには無料アカウントの作成が必要です。新規登録すると絵コンテを1本無料で作れます。動画は7日間の無料トライアルがあります。

こんな広告動画が、URL ひとつで
まとめ:YouTube広告のサイズのチェックリスト
- 横向き(16:9、1920×1080px)を用意し、縦向き(9:16)と正方形(1:1)も足したか
- 出すフォーマットの長さの決まり(バンパーは6秒以下、スキップ不可は標準7〜15秒など)に合わせたか
- 動画をYouTubeにアップロードし、公開か限定公開にしたか
- 動画の中に黒い帯などの余白を入れていないか
- 見出しとCTAを、全角で数えて文字数に収めたか
- 最初の数秒で注目を集め、ブランドを見せ、行動を促すフレーズを入れたか



