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台本をAIで作る方法|YouTube・ショート動画・動画広告の型とプロンプトのテンプレート【2026年】

Yuta Watanabe(Founder)読了 約13分
ノートパソコンの台本とスマートフォンの縦型動画をAIがつなぐ様子を表したイラスト
目次

YouTubeやショート動画、動画広告の台本をAIで作りたいけれど、頼み方が分からない。ChatGPTに書かせてみても、説明ばかりで、どこかで聞いたような台本になってしまう。どのツールを使えばいいのか、AIの台本をそのまま使っていいのかも気になる。動画の台本をAIで作ろうとする人には、こうした迷いがよくあります。

この記事では、動画の種類ごとの台本の型と、OpenAI・Anthropic・Googleの公式のプロンプトガイドに共通するコツをもとにした、台本を頼むときのテンプレートを紹介します。そのうえで、AIの台本を使える台本に直すコツ、主なツールの料金、使うときの注意を解説します。最後に、動画広告の台本から映像までを、Zideaでどう減らせるかを紹介します。

動画の種類で、台本の型は変わる

台本は、動画の長さと、見る人がどんな状態かで、型が変わります。

動画の種類ごとの台本の型。YouTubeの長い動画は、導入・本題・まとめで、見続けてもらう流れを作る。ショート動画は、最初の1〜2秒で止めてもらい、1つのことだけを伝える。動画広告は、冒頭の一言、悩み、商品、理由、行動の呼びかけの順で、1つの価値を伝える
動画の種類ごとの台本の型。YouTubeの長い動画は、導入・本題・まとめで、見続けてもらう流れを作る。ショート動画は、最初の1〜2秒で止めてもらい、1つのことだけを伝える。動画広告は、冒頭の一言、悩み、商品、理由、行動の呼びかけの順で、1つの価値を伝える
動画の種類長さの目安台本の型
YouTubeの動画数分〜十数分導入(この動画で分かること)→ 本題(話をいくつかに分ける)→ まとめ・次の動画への案内
ショート動画15〜60秒ほど冒頭で手を止めてもらう一言 → 1つのことだけを伝える → 最後の一言
動画広告15〜30秒ほど冒頭の一言 → 悩み・共感 → 商品で解決 → なぜ解決できるか → 行動の呼びかけ

どれにも共通するのは、最初の数秒で、見る人が「自分のことだ」と思える言葉を置くことです。Meta、X、Amazonなど各媒体の公式のガイドも、最初の数秒で、何の動画か、何の商品かを見せることをすすめています。

動画広告の台本の例(30秒、電動歯ブラシ)

時間台本映像
0〜3秒「磨いたつもりの奥歯、実は磨けていないかも」奥歯を鏡で見る手元
3〜10秒「手みがきだと、奥歯の裏まで動かすのは難しいんです」手みがきで苦労している様子
10〜20秒「この歯ブラシなら、当てるだけ。奥歯の裏まで届きます」商品のアップ、使っている場面
20〜27秒「小さなヘッドと細かな振動で、届きにくい場所までケア」ヘッドの形の説明
27〜30秒「今なら初回限定の価格。詳しくはこちら」ロゴと、行動の呼びかけ

この例は、説明のために作った架空の商品の台本です。

台本は、セリフと映像を並べて書くと、撮影や編集のときに迷いません。

AIに台本を頼むプロンプトの型

OpenAI、Anthropic、Googleの公式のガイドには、共通するコツがあります。

コツ台本に当てはめると
はっきり具体的に頼む何の動画か、何秒か、誰に向けてか、どの型かを書く
背景と材料を渡す商品やテーマの特徴、見る人の悩み、ほかとの違い
良い例を見せる自分が「こういう台本が良い」と思う例を2〜3本(Anthropicは例を3〜5個、Googleは少数の例を常に含めることをすすめている)
条件と形を決める使わない言葉、1行の長さ、セリフと映像を分けた表で出す
区切って書く材料・条件・例を、見出しで分ける
見て直す出てきた台本を見て、頼み方を変えてもう一度

そのまま使えるテンプレート(動画広告)

あなたは、動画広告の台本を書く構成作家です。

# 商品
- 商品名:〇〇
- 何をしてくれるか:〇〇
- 誰の、どんな悩みを解決するか:〇〇
- 何の代わりになるか:〇〇
- ほかとの違い:〇〇

# 事実と出典
- 使ってよい確認済みの事実:〇〇
- その出典:〇〇(LP、商品資料、試験結果など)
- 言えないこと:〇〇

# 動画
- 媒体:Instagramのリール(縦型、音なしでも見られる)
- 長さ:30秒
- 型:冒頭の一言 → 悩み → 商品で解決 → 理由 → 行動の呼びかけ
- 伝えることは1つ:〇〇

# 条件
- 使わない言葉:「最高」「No.1」「必ず」「治る」
- 1つのセリフは、字幕で2行に収まる長さにする
- 冒頭の一言を、切り口を変えて5案出す
- 分からないことは、作らずに[要確認]と書く
- 数値・実績・体験談を新しく作らない。使えるのは「事実と出典」に書いたものだけ

# 出してほしい形
- 時間・セリフ・映像の3列の表で

# 良い例(雰囲気の参考)
- 〇〇

YouTubeの動画なら「型」を「導入 → 本題(3つ)→ まとめ」に、ショート動画なら長さを「30秒」、型を「冒頭の一言 → 1つのことだけ → 最後の一言」に変えて使います。

既存の素材(撮影済みの映像、商品写真、お客様の声など)を使う場合は、台本を書く前に、その素材に写っている事実、尺、使える場面(広告での利用の許諾があるか)を先に確かめます。確かめた内容をテンプレートの「事実と出典」に書いてから頼むと、素材にない場面や言えない内容の台本になりにくくなります。

(出典:OpenAI Prompt engineering、Anthropic Prompting best practices、Google プロンプト設計戦略)

AIの台本を、使える台本に直すコツ

AIの台本が説明くさく、ありきたりになるのは、材料をすべて入れようとするからです。当社の経験では、次の4つを意識して直すと、使える台本になりやすくなります。

直し方中身
伝える価値を1つに絞る特徴を全部並べると、何も残らない。一番伝えたい価値を1つ決め、ほかの特徴はそれを信じてもらう材料にする
何の代わりかを言い切る「新しい〇〇」ではなく、「毎朝の〇〇の代わりに」のように、今の何と置き換わるのかを言う
つなぎの言葉は、自然な流れを優先「実は」「だから」のようなつなぎの言葉は、話の勢いを作るためのもの。口語では自然な流れを優先してよいが、理由と結論、効果の根拠は変えない。中身の話の流れは、ふつうの感覚で納得できるようにする
映像の都合で、セリフを曲げない映像に合わせようとして、セリフが不自然になるのはよくある失敗。先に自然な台本を作り、映像はあとから台本に合わせる

直すときは、AIに「この台本の冒頭を、もっと悩みが伝わる言い方に3案直して」「この台本から、伝えることを1つに絞って書き直して」のように、部分を指定して直させるのが効果的です。

最後に、台本を声に出して読み、時間を計ることも大事です。紙の上では短く見えても、読むと時間をオーバーすることがよくあります。

台本を作れる主なAIツールと料金

ツール料金(公式の表示)向いている使い方
ChatGPT無料/Go 月1,400円/Plus 月3,000円/Pro 月16,800円から会話しながら、台本の案を出してもらい、直してもらう
Claude無料/Pro 月22ドル(年払いなら月18ドル)/Max 月110ドルから(日本からは消費税込みの表示)長い資料や、過去の台本をまとめて渡して書いてもらう
Gemini無料/Google AI Plus 月725円/Google AI Pro 月2,900円Googleのサービスと合わせて使う

(料金は2026年10月21日時点の各社の公式サイトの表示です。出典:ChatGPT 料金、Claude 料金、Google AI プラン)

AIの台本を使うときの注意

  • 広告の台本は、表示のルールを守る:「No.1」「満足度〇%」は根拠が必要で、実際より良く見せる表現は景品表示法で禁止されています。化粧品や健康食品は、使える言葉がさらに決まっています(化粧品の広告で使えない表現、健康食品・サプリの広告で使えない表現)
  • ほかの人の台本に似すぎない:文化庁は、AIで作ったものも、既存の作品と似ていて(類似性)、それをもとにしている(依拠性)と認められれば、著作権の侵害になり得るとしています。他社の動画の台本をそのまま例に渡し、近いものを使うのは避けます
  • 社外秘の情報の入れ方に気をつける:個人向けのプランでは、入れた内容がAIの学習に使われることがあります。発売前の情報などは、法人向けのプランか、学習に使わない設定で入れます

詳しくは、AIでキャッチコピーを作る方法の注意の章でも解説しています。

(出典:消費者庁 No.1表示に関する実態調査報告書、文化庁 AIと著作権、OpenAI データの使われ方)

できた台本を、そのまま動画広告に仕上げるには

チャットのAIで台本ができても、動画広告にするには、台本に合う映像を用意し、つなぎ、テロップと音を入れる作業が残ります。さらに、冒頭や訴求を変えた台本を何本も作って比べるとなると、その作業を本数分くり返すことになります。

当社が提供している動画広告AIのZideaは、台本から先のこの作業までを受け持ちます。この記事で見てきた台本づくりの流れに当てはめると、次のところが変わります。

  • テンプレートの「商品」の欄:商品のLPのURLを入れると、AIがLPを読み込んで訴求軸を分析します。特徴や悩みを自分で書き出さなくても始められます
  • 伝える価値を1つに絞る:分析した訴求軸ごとに、冒頭の一言を含む台本を書き分けます。どの価値で勝負するかは、出てきた案を見て選べます
  • 映像の都合で、セリフを曲げない:台本を先に作り、映像はそのあとで台本に合わせて絵コンテから作るので、セリフが不自然になりにくい作り方です
  • 部分を指定して直す:台本・映像・テロップ・演出は自分で直せるので、冒頭だけ言い方を変えた版も作れます。参考にしたい広告の動画のリンクを入れれば、その構成を手本に、自社の商品と素材で広告を作ることもできます

株式会社zokujinでは、Zideaの提供と並行して、広告の制作と運用も請け負っています。以前は、インターンが1日に2本、リサーチから台本を書いていました。編集や過去の素材探しまで平すとおおよそ1本8時間かかっていたのが、Zideaに切り替えてからは約30分です。台本を何案も比べるなら、Standardプラン(月額29,800円)で月に約17本作れます。

試すには無料アカウントの作成が必要です。新規登録すると絵コンテを1本無料で作れます。動画は7日間の無料トライアルがあります。

LP の URL を入れるだけ。
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まとめ:動画の台本をAIで作る前のチェックリスト

  • 動画の種類(YouTube、ショート、広告)と長さに合った型を選んだか
  • 商品やテーマの特徴、見る人の悩み、何の代わりかを書き出したか
  • 役割、材料、動画の条件、使わない言葉、出してほしい形、良い例を入れて頼んだか
  • 最初の数秒に、見る人が「自分のことだ」と思える言葉を置いたか
  • 伝える価値を1つに絞ったか
  • 映像の都合で、セリフを不自然に曲げていないか
  • 声に出して読み、時間を計ったか
  • 「No.1」などの表現や、ほかの人の台本との似すぎに気をつけたか
次の広告を、今日つくる。

LPのURLから、動画広告の初稿まで。

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