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Geminiの動画生成(Gemini Omni)は無料?料金・上限・やり方と、60秒の広告にかかる費用【2026年】

Yuta Watanabe(Founder)読了 約22分
チャットの吹き出しから矢印が伸び、背景の景色が少しずつ変わっていく動画の画面が重なって並ぶ、Gemini Omniで会話しながら動画を作って直す様子の図
目次

Geminiで動画を作ってみたいけれど、無料で使えるのか、1日に何本まで作れるのかが分からない。Veoとの違いや、作り方、作った動画を広告に使ってよいのかも気になる。Geminiの動画生成を調べる人には、こうした迷いがよくあります。

この記事では、Googleの公式ページとヘルプ、開発者向けのドキュメントをもとに、Geminiアプリの動画生成のモデルである「Gemini Omni」の特徴と得意な動画、Geminiアプリで作る流れを整理します。そのうえで、無料で使えるか、上限、料金を、60秒の広告1本あたりの金額に直して解説します。最後に、広告づくりが目的の場合に、Gemini OmniとZideaで何が違うのかをまとめます。

Geminiの動画生成は「Gemini Omni」:会話するように作って、直す

Google Gemini 公式サイトの Gemini Omni のページ。「言葉にして、見て、共有しよう。」の見出しと、会話するような感覚で動画を作れるという説明が並ぶ(2026年10月時点)
Google Gemini 公式サイトの Gemini Omni のページ。「言葉にして、見て、共有しよう。」の見出しと、会話するような感覚で動画を作れるという説明が並ぶ(2026年10月時点)

Gemini Omniは、Googleが2026年5月20日に発表した動画生成のモデルです。Geminiアプリの動画生成のモデルは、それまでのVeo 3.1から、後継のGemini Omniに変わっています(出典:Google「Gemini Omni を発表」、Google Gemini「動画生成」)。2026年8月27日には、改良版のGemini Omni 1.1 Flashが出ています。

公式の発表とドキュメントを読むと、Veoと比べて次の点に特徴があります。

特徴公式の内容
会話で直せる作った動画に「背景を変えて」「カメラを寄せて」と話しかけると、残したい部分を保ったまま直す。人物の見た目や特徴は保たれる
どんな素材からでも作る文章、画像、動画、音声を組み合わせて動画を作る。Geminiアプリでは画像を最大5枚、動画を1本まで入れられる
手持ちの動画を作り変えるアップロードした動画の背景、カメラアングル、画風などを作り変える
物理の理解重力や液体の動きなどの理解が上がり、より自然な場面を作る
アバター自分の声と見た目を反映したアバターで、自分が出てくる動画を作る

(出典:Google「Gemini Omni を発表」、Google「Introducing Gemini Omni」、Gemini アプリ ヘルプ「動画を生成する」)

開発者向けのドキュメントでは、1回で作れる長さは3〜10秒、延長をくり返すと合計で最大40秒まで、縦横比は横型16:9と縦型9:16としています。解像度は720pが標準で、安い360pの下書きと、1080p・4Kへの高画質化もあります(出典:Gemini API「Gemini Omni Flash」)。

VeoとGemini Omniの使い分け

Googleの開発者向けのドキュメントでは、Gemini Omni Flashを標準のモデルとして使い、Veo 3.1は特定の機能が必要なときに使うとしています(出典:Gemini API「動画生成」)。会話で直しながら作るならGemini Omni、映画のような質感の数秒のカットを作り込むならVeoが向いています。VeoについてはVeo3の記事で解説しています。

Gemini Omniはどこで使えるか

Gemini Omniは、次のサービスを通して使います。

使える場所どんな人向けか
Geminiアプリ一般の人向け。Google AIのプラン(AI Plus以上)で、チャットの画面から動画を作る
Google Flow動画を作り込みたい人向け。Veo 3.1とGemini Omniを選んで作り、クリップを並べてシーンにする
YouTube ショート・YouTube Createショート動画を作る人向け。ショートのリミックスで、無料で試せる
Gemini API開発者・企業向け。使った分だけ支払う従量課金で、自社のサービスに組み込める

(出典:Google「Gemini Omni を発表」、Google「Gemini Omni 1.1 Flash」)

この記事では、いちばん多くの人が使うGeminiアプリを中心に解説します。

Gemini Omniが得意な動画と、向いている用途

公式の発表と作例から、Gemini Omniは次のような使い方を得意としています。

得意なこと広告やSNSでの使い方
作った動画を、会話で少しずつ直す背景、カメラの寄り、画風を言葉で直して、イメージに近づける
手持ちの動画を作り変える撮影した商品の動画の背景や雰囲気を変えて、見せ方の違う案を作る
画像をもとに動かす商品やキャラクターの画像から、動きのある短い動画を作る
自分のアバターを出す担当者のアバターが話す短い動画を作る
物理的に自然な動き液体が注がれる、物が落ちるなどの動きを、自然に見せる

広告では、撮影した素材や商品の画像をもとに、見せ方を変えた短いカットを作ることや、作った動画を会話で直して仕上げることに使いやすいモデルです。

Geminiで動画を作る流れ(Geminiアプリの場合)

Geminiアプリのヘルプでは、パソコンで動画を作る手順を次のように説明しています。

  1. 動画の作成を開く:gemini.google.com にログインし、左上の「サイドバーを開く」から「動画を作成」をクリックします。テンプレートから始めることもできます
  2. 指示と素材を入れる:入力欄に、作りたい動画の内容を書きます。画像なら最大5枚、動画なら1本まで追加できます。縦横比も選べます(文章だけで作るときは横型が標準)
  3. 送信する:送信ボタンをクリックすると、動画ができあがります。音声も一緒に作るように頼めます
  4. 会話で直す:同じ会話の中で「背景を夜にして」のように頼むと、続けて直せます
  5. 書き出す:動画の下のボタンから「動画をダウンロード」するか、YouTubeで共有します

(出典:Gemini アプリ ヘルプ「動画を生成する」)

指示の書き方のコツ

開発者向けのドキュメントでは、編集の指示はシンプルに書くこと、「[0〜3秒] 人物が歩く」のように時間を区切って書くこと、「セリフなし」「場面転換なし」のように入れたくないものを書くことをすすめています。動画の中に文字を出すなら、出す言葉をそのまま指定します(出典:Gemini API「Gemini Omni Flash」)。

ただし、英語は完全に対応している一方で、ほかの言語は評価していないとしています。日本語で指示を書いて思いどおりにならないときは、英語で書き直すと安定しやすくなります。

Geminiの動画生成は無料?上限は?

Geminiアプリでは、無料のプランでは動画を作れない

Geminiアプリの動画生成は、Google AIのプラン(AI Plus・AI Pro・AI Ultra)に含まれる機能です。プランに入っていない無料の利用者は使えません。また、18歳未満は使えません(出典:Gemini アプリ ヘルプ「使用量の上限」、「動画を生成する」)。

プラン月額Geminiアプリの動画生成
無料0円使えない
Google AI Plus725円使える
Google AI Pro2,900円使える
Google AI Ultra14,500円〜使える

(出典:Google AI プラン。2026年10月時点)

無料で試したいなら、YouTube ショートのリミックスで、Gemini Omniを無料で試せるとGoogleは案内しています。

1日に何本作れるかは、公開されていない

Geminiアプリの上限は、本数ではなく「使用量」で決まります。公式ヘルプでは、動画は画像や音楽と比べても最も多くの使用量を使うとしていて、プランごとの具体的な本数は公開していません(出典:Gemini アプリ ヘルプ「使用量の上限」)。作り直しが多いと、思ったより早く上限に届くことがあります。

Gemini Omniの弱み:1回10秒と、作れる本数の読めなさ

Gemini Omniは、会話で直せる手軽さがある一方で、広告づくりでは次の点に困りやすくなります。

60秒の広告を、1回10秒の動画生成AIで作る流れの図。10秒ずつのクリップ6本を1本のタイムラインにつないで完成した動画にする流れと、横に、残りの量が見えない砂時計とメーターが並ぶ様子
60秒の広告を、1回10秒の動画生成AIで作る流れの図。10秒ずつのクリップ6本を1本のタイムラインにつないで完成した動画にする流れと、横に、残りの量が見えない砂時計とメーターが並ぶ様子
  • 1回で作れるのは10秒まで:延長しても最大40秒です。60秒の広告にするには、何本か作ってつなぐ必要があります
  • Geminiアプリでは、作れる本数が読めない:上限は使用量で決まり、本数は公開されていません。広告の案を何本作れるかを、前もって計画しにくくなります
  • 日本語は評価されていない:英語以外の言語は評価していないと公式に書かれています

60秒の広告1本に直すと:Google Flowの場合

本数を数字で読みたいなら、毎月のクレジットが決まっているGoogle Flowで計算できます。Google FlowでGemini Omni Flash(720p)を使うと、1回のクレジットは10秒で15、8秒で12、4秒で7です。10秒のクリップを6本作ると、60秒の広告1本分になります。

60秒の広告1本(1回で決まった場合)3回作って1回使う場合
必要なクレジット90270
Plus(月200クレジット)で作れる本数2本0本
Pro(月1,000クレジット)で作れる本数11本3本
参考:Veo 3.1 Qualityで作る場合のクレジット8002,400

(出典:Google Flow ヘルプ「クレジットを管理する」。毎日付与される50クレジットを除いた計算)

最高画質のVeo 3.1 Qualityと比べると、Gemini Omniは同じ60秒を約9分の1のクレジットで作れます。一方で、公式ヘルプでは日本はAIクレジットの追加購入ができる地域から除かれているため、足りなくなったら上のプランに上げるか、翌月を待つことになります。

60秒の広告1本に直すと:Gemini APIの場合

開発者向けのGemini APIは、作った分だけ支払う従量課金です。公式の料金表では、720pの動画は1秒あたり約0.10ドルです。1ドル=158円(2026年10月19日時点の目安)で円に直すと、次のようになります。

モデル1秒あたり60秒の広告1本(1回で決まった場合)3回作って1回使う場合
Gemini Omni 1.1 Flash(720p)約16円(0.10ドル)約950円約2,800円
参考:Veo 3.1(Standard)1080p約63円(0.40ドル)約3,800円約1万1,400円

(出典:Gemini API「料金」)

Googleは、360pの下書きなら3分の1の費用で、最大60%速く作れるとしています(出典:Google「Gemini Omni 1.1 Flash」)。下書きで構図や動きを決めてから本番の画質で作ると、作り直しの費用を抑えられます。

広告に使う前に確かめたいこと:日本語・透かし・権利・ポリシー

Gemini Omniを広告に使うときは、次の4つを確かめます。

1. 日本語のセリフとナレーション

前の章のとおり、英語以外の言語は評価されていません。また、動画の中の音声や会話を編集する機能は、Googleがまだテストを重ねている段階です。日本語のナレーションを長く入れる広告は、音声を別に用意して、編集でつなぐ方法も考えます。

2. 透かし

Gemini Omniで作ったすべての動画には、目に見えないSynthIDの透かしが入ります。AIで作った動画かどうかは、Geminiアプリ、Chrome、Google検索で確かめられるとGoogleは説明しています(出典:Google「Introducing Gemini Omni」)。目に見える透かしが入るかは、使う場所やプランで変わることがあるので、広告に使う前に、ダウンロードした動画で確かめます。

3. 入れる素材と、作った動画の権利

Geminiアプリのヘルプでは、アップロードする素材は、使う権利のあるものだけにすること、人をだましたり、困らせたり、傷つけたりする目的で動画を作らないことを求めています(出典:Gemini アプリ ヘルプ「動画を生成する」)。実在の人物や他社の商品・キャラクターに似せた映像は、生成AIで作っても肖像権や商標の問題になりえます。

4. 生成のポリシーが厳しく、広告と相性が悪い場合がある

当社の経験では、Googleの生成サービスは安全のためのポリシーがかなり厳しく、少しの肌の露出や、子どもが出てくる場面は、すぐに生成できなくなります。水着や下着、スキンケアやボディケアの使い方を見せる場面、子ども向けの商品を親子で使う場面など、広告でよく使う見せ方が作れないことがあります。Veoの開発者向けのドキュメントでも、画像から動画を作るときや参照画像を使うときは、人物の生成を大人に限る設定しか選べないとしています(出典:Gemini API「Veo 3.1」)。こうした商材の広告では、Gemini Omniで作れるかを先に小さく試してから、制作の段取りを決めます。

生成AIで作った動画を広告に使う条件は、動画生成AIの商用利用の記事で詳しく解説しています。

Gemini Omniが向いている人、向いていない場面

ここまでの特徴から、Gemini Omniが向いている人は次のとおりです。

  • 言葉で直しながら作りたい人:一度で完璧な指示を書くより、作ってから「ここを変えて」と直していきたい人
  • 手持ちの素材を活かしたい人:撮影した動画や商品の画像をもとに、見せ方を変えた案を作りたい人
  • すでにGoogle AIのプランを契約している人:追加の費用をかけずに、普段のGeminiの中で動画も試したい人

反対に、広告づくりでは次の場面で手間がかかります。

場面なぜ手間がかかるか
15〜60秒の広告にする1回10秒まで、延長しても40秒まで。何本か作ってつなぎ、人物や商品の見た目をそろえる
作り直しながら何本も作るGeminiアプリでは作れる本数が公開されておらず、計画が立てにくい
日本語のナレーションやテロップを入れる英語以外は評価されていない。テロップはGoogle Flowのツール(Type Overlays)や編集ソフトで足し、日本語の表示を確かめる
何を伝えるか(訴求と台本)が決まっていないGemini Omniは、指示された場面を動画にする道具。商品のどの良さを、誰に、どの順で伝えるかは、先に自分で決める
訴求を変えたパターンを何本も比べるパターンごとに指示を書き直して作り直す
肌の露出や子どもが出てくる広告を作る当社の経験では、ポリシーが厳しく、少しの露出や子どもが出る場面はすぐに生成できなくなる

動画広告を作るなら、動画広告に特化したAIツールZideaもおすすめ

Zideaは、LPのURLを入れるだけで、AIが訴求軸の分析から台本・絵コンテ・動画広告の制作までを行う、動画広告に特化したAIツールです。AIアバター、映像生成、編集、効果音やモーションなどの演出まで1つのツールで扱えます。

Gemini OmniとZideaは、出発点と目的が違います。

Gemini Omni(Geminiアプリ)Zidea
何のためのサービスか会話で作って直せる汎用の動画生成動画広告を作るためのサービス
何から作るか自分で書いた指示(英語が安定)と、画像や動画の素材商品のLPのURL、または参考にしたい広告の動画のリンク
何を考えてくれるか指示された場面を動画にし、言われたとおりに直す訴求の分析、台本、絵コンテから考える
できあがるもの1回10秒まで(延長して最大40秒)の動画ナレーション・テロップ・効果音まで入った広告1本
費用の目安AI Proは月額2,900円。作れる本数は公開されていない。APIでは60秒1本あたり約950円(720p、1ドル=158円で計算)。作り直すたびにかかるStandardプラン月額29,800円で約17本。広告1本あたり約1,750円
日本語英語以外は評価されていない日本の、ストーリーで訴求する動画広告づくりが前提
パターン作りパターンごとに指示を書き直して作り直す冒頭や訴求を変えたパターンもまとめて作れる

手持ちの素材を活かして、短い動画を会話で直しながら作るなら、Gemini Omniが手軽です。一方で、広告やSNSの動画を、訴求から考えて何本も作って比べることが目的なら、動画広告に特化したZideaを使うと、道具を組み合わせる手間がかかりません。台本・映像・テロップ・演出は、自分で細かく直せます。

料金は、Lightプランが月額9,800円(約5本分)、Standardプランが月額29,800円(約17本分)、Proプランが月額59,800円(約35本分)です。

Zideaを運営する株式会社zokujinの自社運用での実証では、1本の制作時間が8時間から30分に、検証できる本数が1本から20本に増えました(お客様の成果ではなく、自社の運用結果です)。

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まとめ:Geminiで動画を作る前のチェックリスト

  • Geminiアプリ、Google Flow、YouTube ショート、APIのどこで作るかを決めたか
  • Google AIのプラン(AI Plus以上)に入っているか(無料のプランでは作れない)
  • 作りたいのが「会話で直す短い動画」か「訴求から考えた広告1本」かを決めたか
  • 60秒の広告なら、10秒のクリップが何本いるかと、毎月の量で足りるかを考えたか
  • 日本語のセリフやナレーションを、確かめるか別に用意する段取りにしたか
  • 入れる素材は、使う権利のあるものだけにしたか
  • ダウンロードした動画に、目に見える透かしが入っていないかを確かめたか
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